2025年4月20日(旧暦3月23日)メバル釣り 小松乗合船 壮絶編

前日の4月19日の釣行はかなり厳しかった。

本日も間違いなく厳しい戦いだ。鬱々とした気分。

旧暦8日潮、小潮回りだが船長妹のまどかちゃんによればビッグメバル様が潜むポイント、GBに行くという。

前回、怒涛の3連チャン最終日の4月7日、わたくしはGBで30.6センチ、30.4センチ、29.8センチを釣り上げ、合計90.8センチを達成。いきなりトップ10圏外の15位から4位に返り咲いた。
過去にも(2021年シーズン終盤の4月)GBで2日連続の釣行で32.1センチ、31.1センチ、30.8センチを釣り、一気に2位まで駆け抜けたこともある。

しかし・・・苦手なポイントである。
GBは根も荒いし、メバル様も気まぐれだ。
釣れるときは釣れるんだけど、釣れないときは魚探に移っててもさっぱりだ。
とにかく行ってみないと釣れるかどうかがわからないので(どこのポイントもそうかもしれんが)ばくち的な要素が強く、リスクが高いポイントだ。

この日は・・右舷側にF名人、僕、K君、左舷側にGOT名人、船長妹のまどかちゃんが陣取った。

コースとしては、SB→AG北→GB→RBであった。

6時出船、まずは港を出てすぐのSBポイントで様子を見てみようとのことだ。
写りはあるようだが反応しない、全くね。困ったものだ。
GBに移動する前に何匹か釣って、安心してGBでビッグメバル様と挑みたいものだ。
昨日はいきなりファーストヒットしたのにね。

次、AG北。
昨日もAG北で2匹釣った。盟友I名人に至っては31.0センチのメバル様を釣り上げたのだが・・・
隣で釣っていたK君が激烈ヒットする。
竿が立たない、必死に竿を引き起こそうとする彼。
何とか竿が立ち、巻き上げを開始するが巻き上げ途中もメバル様の必死の抵抗。
尋常ではない竿の曲がり、僕は「これは31センチ、いや32センチあるかもしれん」と思った。
K君も必至だ。顔が真っ赤であった。わかるよその気持ち。

メバル様が海面に現れたが・・・残念、トリプルやった。
トリプルはうれしいことではあるが、3匹付いたら当然強い引きをするわけで・・
1匹だったらなあ・・・と落胆するわけだ。
タモ入れの際に、一番下についていたメバルさんがバイバイしちゃったね。

K君、BOUZ一抜けである。うらやましい。これで心置きなくGBでビッグメバル様と対峙できるよね。

一方、僕もF名人も、他の誰もがノーヒット継続中。辛いね。
結局AG北ではK君のみがヒットし、いよいよGBに移動する。
しばらく流すが、反応なし。
魚探にも写りが出だすのであるが、全く反応しない。やばいパターンやで。

アタリが出てヒットするが・・・すぐさまチャリコ(マダイの幼魚)であるとわかる。
竿をコンコン叩くような引き、全く優雅ではない。
チャリコが2匹釣れるが、肝心のメバル様が釣れぬ。
F名人もK君もさっぱりである。

一方、左舷側からGOT名人の雄たけびやまどかちゃんの歓声が聞こえる。
なんやえらい盛り上がっとるのう。釣れとるんか?
F名人と思わず「うらやましいのう」と声をかけあうが・・
実は・・・あまりに釣れないからGOT名人、気合を入れてたとのこと(笑)
でも、何とか1匹は釣ったんだって。

中盤戦に入る。
F名人にヒット!!!!!うらやましい。
BOUZ一抜けである。
これで・・GOT名人、F名人、K君すべてがBOUZ逃れ。
僕以外に二人BOUZ継続中の人がいたが、つらい状況になってきた。

気合を入れるが・・・全く反応してくれない。時だけが流れていく・・・

11時30分、ついに船長、GBに見切りをつけRBポイントへ移動。
もうこの時点でわたくしはだいぶ心が折れかけていた。
せいぜい残された時間は1時間。移動時間をのぞいたら40分ほどか。