いよいよ今期のメバル釣りもラストスパートである。
現在小松丸メバル3匹長寸大会で、30.6センチ、30.4センチ、29.8センチ、合計90.8センチを記録中。
第4位である。トップは盟友I名人、2位はGOT名人。
私としてもさらに上位に食い込みたいところだが、下位からの突き上げも怖い。
3匹目が29.8センチの尺足らず。何とかもう一匹尺メバル様を釣り上げ、少しでも記録を更新したいとこ
ろ。
明石海峡のビッグメバル様に魅せられてのことか、遠隔地から遠征されるお客さんが散見される。
昨年から参戦されている愛知県岡崎市のNさんをはじめ、広島と岡山からも。
岡山くらいやったら高速使えば2時間、下道でも朝なら3時間弱で来れるけど、岡崎は遠いなあ。
広島もね。
明石のメバル様、数釣りは・・正直、他地方に比べ難易度高いと思います。
でも、ハリスをぶちぎられてしまうほどのパワフルな釣り味は他地方では味わえぬものと思われ。
しかも、力強くも優雅な引き。魅せられてしまうのは当然か。
今回はわたくし、GOT名人、I名人、右舷側に陣取る。
旧暦7日潮・・小潮回り。
コースとしては・・
SB→AG北→gasoline oiler→HG→SBであった。
AG北やgasoline oilerではビッグメバル様が潜んでいるはずだ。
私には使命があった。なんとしても30.4センチ以上のメバル様を釣って、I名人、GOT名人と並び、トップ3に入ること。果たして結果はいかに・・・
6時過ぎ林崎漁港を出港し、行程10分でSBポイントに到着。
水深30mくらいだっけ。
一流し目からいきなり私が船中ファーストヒット!!
幸先よいが、ここの所ファーストヒットをばらしてしまうことが多いので慎重に対応。
この日もタックルはがまかつのがま船メバルスペシャルFV2の3.9メーター。
かなりパワフルなメバル様に対しても、安心感をもって対応できる。
なにせハリスが0.5号なんでひやひやなのだが、何とかゲット!!!
BOUZを逃れ一安心する。
今季はやはり厳しい釣況。
2月半ばから3月半ばくらいまでのひと月間だけ、釣況がこましになって、時に2桁つれたりすることもあったが、それ以降、特に4月に入ってからは低活性の極み。
魚探に「写って」いても反応が鈍い・・・状況が継続している。
5匹以上釣るのが難しい状況だ。
何が要因なのかはわからないが、GOT名人は1、2月の厳冬のせいで水温が近年まれにみる低水温になってしまったことが要因なのではないかとおっしゃっていた。
自然には勝てません。
このような状況なので、いつBOUZを食らうかわからない。
一流し目で幸先よくモノにできたということは、えも言われぬ幸せ。
このまま調子づければいいのだが・・・SBではこの1匹だけ。
ビッグメバル様が潜むAG北に移動。
磯がそれなりにきつい、そしてはあまり浮いていることがない。
磯の手前からてっぺんに写りが出ているようだが、根掛かりしたら当然釣ることができないので、慎重に底どりしていく。
小さなメバルさんがヒット。なんとなく不満。
そんなこんなしてたら・・・盟友I名人がこの世のものとは思われないような、激烈ヒットをかます!!!
I名人の仕掛けは・・ハリス1~1.5号がメイン、わたくしのような0.5号を主体とした細ハリスを扱うものにとっては修行僧としか思えぬ仕掛け。
なぜ修行僧かって?
ハリス太いと明石のメバル様は極端に釣れなくなるから。
I名人はとにかく、ビッグメバル様を逮捕することに血道をあげる方。
絶対にビッグメバル様をばらしたくないとの一心で、「ごんぶと」仕掛けで明石海峡メバル様釣りに挑む。
(ケーススタディ)
僕の仕掛け・・・幹糸0.8号、ハリス0.5号。針は極めて細軸なメバル系針の小さな4号。
この仕掛けの意図は、神経質な明石海峡メバル様釣りにおいて、可能な限り繊細な仕掛けを用いることにより、メバル様に違和感を与えぬようにするもの。つまり、メバル様に仕掛けを見切られないようにするということ。潮が濁っていればハリスの太さ細さによる釣果の差はあまり出ないが、体感的に9割がた澄み切っている潮が多い明石海峡メバル様釣り。澄んだ潮では明らかに、いや露骨に釣果の差が出てしまう。
その状況では、I名人はぐっと耐え偲ぶわけだが、僕にはそのような釣りはできません。
深場ポイントではハリスの太さ細さはあまり影響しないと思うが、浅場の釣りでは間違いなく釣果に差が出る。特に神経質と思われるNJポイントでは、モタレ系アタリしか出ない。
細仕掛けが有利なことは明らかであり、I名人もそれはわかりきっているのに「ごんぶと」仕掛けを譲らない。
「せめて、NJをはじめとした浅場では0.8号ハリスを使ったらいいのに(0.8号でもわたくしとして太いのだが)」と提言するも、I名人は頑として譲らない。
「細い仕掛けは怖い」・・・らしい。
さすがである。信念だな。
明石海峡メバル釣り師としての信念だ。
どうしても譲ることのできない一線だな。
それはわたしとて同様、日本で一番繊細と思われる明石海峡のメバル様釣りにおいて、絶対に喰わせてやるという信念だ。譲れない一線だ。
この信念がなきものは信用できない(笑)
ただ、I名人の信念、理解はできるが同調できぬ(笑)
で・・閑話休題というか、話が長すぎた。
そんなI名人、AG北での激烈ヒットを制し、なんとなんと!!!!!!!!!!!!!!
31.0センチを見事ゲットなのであった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

激烈ヒットをものにした、I名人の31.0センチメバル様。
これにより、3匹長寸を92.5センチまで更新。
僕としては盟友I名人が更新したことはうれしい限りである。
ちなみに、I名人が31.0センチメバル様と格闘している際に、僕の仕掛けとお祭りしたのだが、お祭りしている間に僕の仕掛けにもかわいらしいメバル様がついていた。なんのこっちゃ!
とまれ、僕としてはAG北で2匹追加。
そのあとはパワフルメバル様が潜むHGに移動。
HGは磯もあまり高くないし、写っていたら素直に喰ってくるケースが多いので、期待するが・・・不発。
最後、再度SBに移動。
釣れない時間帯が続くが、もうあかんかな・・と思ってたら、いきなりのやばいくらいの引き込みのヒット!!!
ガマ船メバル3.9でもヤバいか・・・とおもう突っ込みで、これ以上にないくらいに最初の一撃に耐えて、巻き上げ始める。
巻き上げ途中も、かなり暴力的な引きをする。
これは・・・尺メバル様か!!と期待したが、、、釣りあげたら・・27センチくらいか。
釈然としない・・・が、個体によって、ポイントによってサイズに関係なくマッスルなメバル様がいるということなんでしょうね。
でも、釈然としなかったが(笑)
4匹で終了。竿頭!!!!
厳しい釣況は相変わらずか・・・・・
次回に期待!