2024年8月17日(旧暦7月14日)キス釣り 仙正丸キスマッチ大会決勝戦

いよいよキスマッチ決勝戦!

2ヶ月に渡る長き戦いの総決算。

2枚潮対策のハイブリッド振り分け仕掛けに好感触を掴んだ私、頑張るのみ。

強豪たちが集う決勝戦。
2連覇中のO名人をはじめとして、過去優勝経験のあるK名人、師匠筋のKIT名人、姫路の知々丸さんで仲良くなったO名人など・・・関西の船キス釣りで名が通っている名人衆との熱き決勝戦。

そうそう、予選最終戦で竿を変えました。

従来愛用していた、ダイワメタリアキスM-180Bではなく、ダイワ極鋭マゴチ。
今季も例年同様、キスのあたりが小さく、モゾモゾした感じ。
おまけにピンギスが多い。
わかりやすいあたりが出ない中、小さなあたりを増幅させないといけない。
つまり、臆病なキスに違和感を与えてはならない。

メタリアキスM-180Bより、更に感度が高い極鋭マゴチは全長2.16メートル、メタリアキスM-180Bより36センチリーチが長い。

このリーチが臆病なキスの違和感を取り除くはず・・
去年も同様に考えて、使ったんですが、今年こそ検証してみようと、決戦間近になって竿の変更・・・実はこれが正解だった。

仕掛けも竿も一気に変更し、決勝に臨む。

思った通り、二枚潮。
想定通り。

当たりも小さいが・・・いきなりトリプル。
幸先が良すぎる。

潮の速さ、仕掛けの角度、微妙に調節しながら丁寧に集中して釣る。

当たりが間遠くなる時間帯も少なく、コンスタントに釣り上げていくが・・
不運が続く・・

キスがかかって巻き始めるとリールの取っ手がポキリと折れるorz…………
金属疲労か????

しゃあないから、道糸を30メーター、手でたぐって引き上げる。
いつもなら、予備竿にリールに糸を通した状態で、すぐさま釣りを再開できる状態にしているのだが、この日に限って何も準備してへん。

このあとの不運・・・
めっちゃ突っ込むヒット。
明らかにキスではないなと巻き上げると・・なんとなんと鱧でっせ。

キス釣りで鱧を釣ったのは初めて。

獰猛な魚ですわ。葉も鋭い。
まるでヘビみたい。

注意しながら針外ししようとしたら、ヘビのようにうねうね動き一瞬の内に右手を噛まれた!!!!!!!!!!!!!!!!。

痛いのなんのって。
タチウオとかやったら、首根っこ掴んだらぐたっとするのだが、首根っこを掴むとかそういう問題ではなかったのです。

どうやって針外しすべきかと、逡巡しながら、仕掛けを垂直にピンと張ってたときのこと。

鱧野郎、一本目の針にかかっていたので、手元からは40センチは離れていたのに、私の手が獲物化のごとく、跳ね上がって狙いやがった。

一瞬の出来事。
ザクリとした感じと痛みを瞬時に感じ、思わず仕掛けを放り出した。
仲乗りの山田氏が処理してくれたが、右手3本筋の傷から血がダラダラ。
まともに噛まれたのではないので、穴までは空いていなかったが、もう痛いのなんのって・・・
これくらいの傷ですんで運が良かったのだろう。

噛まれてから1週間後。

傷は浅いが、痛すぎる。
釣りはそのまま続行。
そのうち、アドレナリンが出ているのか知らんが、痛みは薄らいでいくが・・・たまらんなあ。

最終一時間。
どうやら決勝争いしているようなんで、更に集中し当たりを拾っていく・・・

18時終了。

どうやら2連覇中のO名人と僅差での首位争いの様相。
仲乗りの山田氏がお互いのキスの匹数を数え終わると・・・

なあんと、O名人も僕も同数の44匹。
まじか。

キスマッチ大会においては、同数の場合は1匹最大長寸で勝敗を決める。
厳正に船長が採寸するが・・・
なあんと、なあんと、これまた同寸。
マジかいや。

ってことで、2匹目の長寸勝負で・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

O名人に1ミリ差で負けましたとさ!

悔しいのう。なんやけど、最終予選、決勝、自分の描く釣りができ、近年の海況変化に対応できたかなという思いもあり、悔しいんだけど、納得できるキス釣りができたので、満足です!!!!

2位か・・・・・
2位はくやしいのう(笑)


(仙正丸さん2024年8月17日ブログより引用)
いきなりトリプルの図(笑)

本当にキス釣りは奥が深くて、ハマります。

来年も仙正丸さんキスマッチ大会決勝に進出できるように精進します。

3連覇達成のO名人、K名人ほか、決勝進出の皆様、お疲れ様でした&来年もよろしくお願いします!