去る5月5日で終了した今季2024年度のメバル様釣り。
昨年12月末からの約4ヶ月強にわたる長き戦いであった。
容易とは言い難い明石海峡のメバル様釣りではあるのだが、今季は思いがけぬ爆釣シーンもあり、例年に比べれば比較的好調なシーズンであったと思う。
明石海峡のメバル様釣りは総合力が試される釣りである。
すなわち、マッチングした仕掛け作り、正確な餌つけ、船長の魚探写りアナウンスに従った棚取り、仕掛け投入のタイミングロスをなくすこと、根掛かりを回避するテクニックなどなど・・・釣りに必要とされる基本的なテクニックを極限まで高めていくことで、メバル様の活性が高い時は高い時なりに、低い時は低い時なりに、オールラウンドに対応可能になり、釣果に結びつくと思っている。
つまり、いい加減な釣りをしていたら明石海峡のメバル様は釣れないということだ。
過去のデータに基づいた、各ポイントへの戦略的な対策が必要なことは言うまでもない。
データは重要だ。
潮回りによる釣行のデータ、各ポイントの特性。
これらを前もって把握しているだけでも、各ポイントへの対策を立てることができるからだ。
例えば、NJポイント。
このポイントは20メーター前後の水深で、磯の高さが2〜3メーターくらい。
魚探の写りが出始めるのは潮が緩み切るくらいの0.2ノット前後。
潮が速いうちはまず釣れないし、底を釣っていると根掛かり多発で仕掛けが無駄になるだけ。
魚探に写り始めたら、磯の手前、あるいはてっぺんに写る。およそ底から2ないし4メーター。
ということは・・写り始めたら、仕掛けが海底に着底したら、磯の高さを考慮して、4〜7メーターほど切れば良い。
そして、ヒットすれば、そのヒットした棚をチェックし、次の流しの参考とすること。
カウンター付きリールは必須。
このように再現性を高める釣りをすれば、メバル様釣りは比較的楽になる。
もちろん、活性が低い状況では再現性がなく、一回こっきりで終わってしまう場合も多々あるが。
近年、潮が澄みがちで活性が低い状況が見受けられる明石海峡のメバル様釣り。
今季の私は深場のビッグメバル様の潜むポイントであるGB、RB、East side of the Bridge以外では、幹糸0.8号、ハリス0.5号の細時掛けを使用した。
特に大潮周りの浅場ポイントでは、潮が澄んでいると明らかに釣果に影響するから。
その一方、ハリスが0.5号と細いため、ビッグなメバル様がヒットするとハリス切れが多発する。
今季は何回ハリスをぶちぎられたことだろうか・・数え切れぬ。
また、針は軽量細軸のメバル針4号を中心に使用。餌も小さめのシラサエビ。
ハリスの長さは60〜65センチとり、可能な限りシラサエビが自然な形で泳ぐように心がけた。
もちろん、餌の付け替えは頻繁に。
たまに死んでしまったシラサエビを放置して釣っている人が散見されますが、それじゃあ、まず釣れないですね。
基本に忠実に釣りしましょう。
今季の大潮周り浅場のメバル様釣りでは、細ハリス仕掛けが効いたと思う。
活性が低い時でもそれなりに釣れるし、活性が高い時はまさに爆釣。
中でも圧巻だったのは、4月13日(旧暦3月5日)、翌日4月14日(旧暦3月6日)
旧暦5日、6日潮は大潮周りで私が一番得意とするKDポイントが長めの日となるが、両日KDで爆釣。
4月13日は船長妹のまどかちゃんが29匹で竿頭、私は2番手24匹。
翌4月14日は同じくKDポイントで私が20匹で竿頭。
2日連続で20匹超えはあまり記憶にないレベル。
活性が高ければ、それなりの仕掛けでも釣れます。
しかし、きちんとした細じかけを使えば、さらに釣れる。
釣れていない人のトリプルスコアとかね。
4月28日(旧暦3月20日)の旧暦5日潮もKDで爆釣したなあ。
17匹で竿頭。
一方、小潮周りは苦戦。
特にビッグメバル様の潜む、深場、GB、RB・・しんどい釣りだった。
GBやRB、そしてEast side of the Bridgでは、さすがに0.5ハリスではハリス切れの恐れがあるため、ハリスは0.6号を使用する。
ハリスを太くすると、アタリが減るような気がするが、致し方ない。
釣れないからと0.5ハリスに落とすと、ヒットするがぶちぎられる。
この悪循環が今季の私の深場釣りの印象。
昨年の総括を振り返って見ていたら・・こんな投稿していた。
引用開始・・・
「来期の課題は、GBポイントで細ハリスでもビッグメバル様を釣り上げること。
竿は長い方がいいだろう。3.5メーターの竿ではどうしても最初の一撃に耐えられず、バラしてしまうケースが多い。
現状保有している竿では、がまかつのメバルスペシャル3.9メーターが最長。
外ガイド竿にこだわる私としては、櫻井釣漁具のNew 金剛メバル4.2メーターを検討してもいいのかもしれない。
ただ、重量が187グラムと常用しているリーディングメバルより70グラム近く重くなることが難点か・・ここ1番のGBポイント釣行時においてのみ、使用することを検討してみよう」
なんのこっちゃ。
上記引用を読んで、反省が活かされてないじゃないか・・・と思ったが、そうでもないか。
5月3日のGB釣行で、結局私は0.5ハリスを使用し、29.9センチのメバル様を釣り上げた。
そして、このメバル様のおかげで、メバル3匹長寸大会において8位入賞を果たした。
竿についてはシーズン通して、リアランサーメバルS360、そしてリーディングメバルM350を使っていたから、結局がまかつのメバルスペシャル3.9メーターは一回しか使わなかった。
僕には3.6メーターが向いているのだろう。
不幸なことに、リアランサーメバルS360、リーディングメバルM350、両方ともシーズン終盤で折ってしまった。
急遽入手した、昨年末新発売のニューモデル、リアランサーメバルS360で29.9センチのメバル様を釣り上げた形になるが、この竿は感度高く、粘りが強靭、バッドがしっかりしているの3点において、私史上最高のメバル竿であると確信。
来季のGBこそは、細ハリスの0.5号とニューモデルのリアランサーメバルS360で、ビッグメバル様を釣り上げようと思う。
惜しむらくはシーズン最初からこの竿に出会えていれば・・だが。
昨年同様、毎シーズン私は以下のような目標を立てて、明石海峡メバル様釣りに対峙している。
①とにかく坊主は食らわない
②竿頭率を3割前後獲得すること
③2015年から参戦しているメバル3匹長寸大会において10位内入賞すること
今期もこの目標を掲げて4ヶ月間戦った。
結果は・・・
①ついにやらかした、4月6日、GBポイントで5年3ヶ月ぶりの坊主・・・・実に1917日ぶり。
②33回の釣行で13回の竿頭・・竿頭回数は乗船されたお客さんの中で最多、そして竿頭率は39.39393939393%、ほぼ4割。
ま、よかろう。あと少しで完全4割なのにねえ。
得意な大潮周りでの竿頭率は多分えげつないことになってるはず。
③メバル3匹長寸大会は、ギリギリ8位入賞。これで10年連続の入賞。うん、満足。
GBでの坊主さんは本当に残念&悔しいのだが、、気の緩みがあった。反省しきりである。
来年への反省点&目標は、気を緩ませない、大潮周り浅場のメバル様釣りの技術をさらに高める、嫌いなポイントでも全力を尽くす。以上ですかな。
最後に、船長ご母堂のマミー、船長、船長妹のまどかちゃん、そして、常連名人衆で特にお世話になった、レジェンドU名人、GOT名人、F名人、盟友I名人! Special Thanks!!!です。
来年も楽しいメバル様釣りをしましょう!