今年は久々に明石海峡のアオリイカ釣りが好調のようだ。
昔はよくアオリイカ釣りに行ったものだが、2018年ごろから急激につれなくなってきた。
小松丸のホームページを見ていても、2021年は特にひどく、2022年に至ってはアオリイカ釣りを実施していない。
時を同じくして好調になったのが青物釣りですかな。
青物がアオリイカをベイトにして食いまくってるから、アオリイカが釣れないんだとかなんとか色々議論噴出でしたね。
今年の青物釣りがいまいち不調なことを考えると、アオリイカが好調なことと相関関係があるかもしれん。
とはいえ、往年の好調ぶりには程遠いかな。
10年ほど前だったら、アオリイカ釣りシーズンインの9月半ばは、二桁近く普通に釣れたものだ。
多い日だったら20ハイ以上釣れたっけな・・
明石海峡のアオリイカ釣りは、船アオリイカ釣りではごくごく一般的な仕掛けである、25号の中オモリ、ないしは25号のオモリを使った銅付き仕掛けを使用する。
ハリスは4号くらいで長さは1ヒロ〜1ヒロ半くらい。
ポイントに到着すると仕掛けを底まで沈めて、ハリスの長さの分だけ仕掛けを巻き取り、エギが海底から50センチくらいまでのところを漂うイメージで誘いを入れる。
誘いは一般的に竿をしゃくり、すかさず竿を海面に向ける。
こうすることによって、エギが海中で跳ねた後、フォールする。
フォールの間にエギに興味を持ったアオリイカが抱きついてくるというイメージ。
アオリイカがエギに抱きついてくると、モタレアタリや、明確な引っ張りあたりが出るので、うまいこと合わせること。
また、明石の船アオリイカ釣りで特徴的なことは、あるメーカーのエギの占用率が以上に高いこと。
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これがそのエギ。
その名もエギリーダートマックス。
明石の船アオリイカ釣りファンで、この名を知らぬ人はいないだろう。
今年は比較的アオリイカ釣りが好調なこともあってか、どこの釣具店に行っても完売御礼状態らしい。
私は昔大量に仕入れたダートマックスが60本くらいあるので、今回の釣りでは新たに購入することはなかったが、とにかく信頼感のあるエギで、よく釣れる。
詳しい技術説明はできないので、詳細はメーカーのホームページで参照してください。
独特な形状が潮によく馴染んで、いいダートをするらしい。
むろん、ダートマックス一択という話ではなく、他のエギでも釣れますよ。
サイズは3.5号が標準。
タックルは人の好みもありますが、私はシマノのリアランサーライトアジ。
1.6メーターの短竿。やや硬めの64調子で、アオリイカのもたれたアタリが取りやすいのです。
胴がしっかりしているのでしゃくりもキビキビできます。
リールは小型の両軸リールでよろしいかと。
PEは1号〜2号。
むろんメバル様釣りで使う0.8号などの細い糸でもいいのですが、PEに傷が入っていたりすると、合わせ切れなどが発生することがあるので、ちょい太めの1〜2号がおすすめです。
さて、釣りの話です。
小松乗合船ではアオリイカ釣りシーズンの9月半ばから10月下旬くらいまで、半夜釣りで狙います。
今年の場合だと15時半出船で、納竿が20時半。
林崎漁港周辺のポイントを狙います。
淡路〜明石界隈。
明るい時間帯に釣れると気が休まるのですが、基本は日が暮れてからの方が釣れるかな。
この日は15時半出船、常連のGOT名人、盟友I名人、タチウオ名人のKくんが参戦。
私は2年ぶりのアオリイカ釣りなんで、釣れるかどうか不安に思いながら出船。
明石沖のポイントで実釣開始。
するとすると・・驚くことにKくんが一投目、しかも仕掛けが着底と同時にヒット!!!
「マジか」誰もがそう思ったはず(笑)
これは期待できるのかもしれん。
そう思って頑張るのだが、釣れぬ。
と思ったら、ぬわーんとしたアタリがでた!
慎重に合わせると、イカと思わしき引き。
ただ・・・あんまり引かんなあ。重いけど。
アオリイカの引きは小型でもなかなか小気味良い引きをするのです。
大型なら、グイグイグイ!!っとそれはそれは楽しい。
あんまり引かない・・ってことは外道でよく釣れるハリイカ(関西ではハリイカ、関東ではスミイカと呼ぶ、正式な和名はコウイカ)でも釣れたかと巻き上げていくと、ハリイカちゃいました。
でっかいモンゴウイカでしたわ。
モンゴウイカはあまり釣れないので、ちょっと嬉しい。
また、外道とはいえイカが釣れたのが嬉しい。
さて、本命のアオリイカ釣るぞと気合いを入れるが・・・釣れぬ。
アオリイカ初参戦の盟友I名人もヒット。
焦る。
いよいよ日が落ちた・・
そろそろ釣れるやろと頑張るが釣れぬ。
さらに焦る。
隣で釣っていたGOT名人と「釣れませんなあ」としゃべっていると、その瞬間GOT名人ヒット。
ついに、僕だけBOUZ状態進行中。
本当に焦り出す。
しかし、神は見捨てんかった。
その次の流しで、向こうあたりのグイグイグイ的アタリがついにやってきた。
慎重にそれはもう慎重に巻き上げ開始。
無事2年ぶりのアオリイカゲット!!!
その後、Kくんが絶好調状態に。
僕の隣でどんどん釣っていく。
「はあ、ようわからんのう、、、エギがハマっとるんやろか」
彼が使用していたのはダートマックスではなく、聞いたことのないメーカーの赤テープをベースにした緑色っぽいエギでした。
まあ、とにかくそのエギがハマってるんやろう。
でも、僕持ってへんしなあ・・でも、頑張るねん。
でもね、その後1ハイ追加しただけで、終了。
結果、アオリイカ2ハイ、モンゴウイカ1ハイ。
ま、このくらいにしといたろ。
2年後勝負したるわ。
以上
刺身にしたら、アオリイカ、本当に美味しかった。