2023年7月16日(旧暦5月29日)キス釣り 仙正丸キスマッチ大会5回目予選

7月11日の仙正丸さんキスマッチ大会4回目予選で辛くも逃げ切り勝ちした私はこの5日間、非常にいい気分で過ごしていた。

キスマッチ大会は予選通過者も参加できるが、その場合、予選通過者以外の参加者の中でのトップ争いとなります。

ということで、いわゆるプラクティスのために昨日、本日の予選に参戦する予定であったが、
昨日7月15日は残念ながら、南風強風予によるシケのために開催中止。
夏だからしょうがないが、南風の強風シケ、なぜ週末を狙って天候悪化するのか(笑)
とまれ、予選を通過済みの私は、昨日休養日として英気を養っていた。

そして、本日・・本日もかなり南風が強い予報であったが、出船可とのことで参戦。

本日は一つの目的があった。

私のタックル、長らくダイワメタリアキスM-180Bを使ってきた。
この竿には全くと言っていいほど不満はない。いや、私にとっては最高のキス竿である。
竿先はメタルトップ、手感度、目感度は抜群。
食いしぶりのキスたちに対しても、しなやかな穂先が違和感を感じさせず、食い込み良好。
私見だが、これ以上のキス竿はないと思う。

一方、私のキス釣りの長年の課題があった。
それは、私のキス釣りの特徴に起因するものだが、私は微細なアタリが発生した際、キスたちに違和感を感じさせないように、時には送り込み、時には超スローで聞き合わせをして、本アタリに持ち込んでいくスタイルだ。
つまり、合わせはしません。合わせることは厳禁レベル。
これで今までやってきた。
今後もキス釣りにおいて合わせるような釣りは絶対にしないでしょう。

私のキス釣りスタイルにおいて何が課題なのか。
それは、明石海峡近辺におけるキス釣り特有の事象によるものだ。

すなわち・・・潮が速いこと。
潮が速いことが特徴的な明石海峡でのキス釣り、さらにはキスのポイント深度が20〜40メーターくらいまでと、それなりに深いところまで対応していかなくてはならない。

キスの活性が高ければ、少々乱雑に誘い、聞き合わせをしていればそれなりに釣れる。
しかし、夏のキス釣り、南風による波高がまま生じる。
つまり「潮が速い&強風&食いが渋い」と言う状況にそれなりの頻度で対応しなくてはいけない局面があるわけだ。

この「潮が速い&強風&食いが渋い」状況、なかなか難易度が高い釣りになります。
仕掛けが安定しませんからね。
基本、キス釣りは底を狙う釣りです。
僕の持論は底から20センチまでの棚を探る釣りです。
つまり、「潮が速い&強風&食いが渋い」状況は仕掛けが安定せず、アタリがあっても私の上記のキス釣りスタイルであれば、不意に仕掛けが浮き上がり、本アタリに持ち込めないのです。

そこで、メタリアキスと同じような特性で、よりもう少しだけリーチの長い竿があれば、「潮が速い&強風&食いが渋い」おに対応できるのではと考察し、いろんな釣具メーカーの竿を調査。
白羽の矢に立った竿が、ダイワ・極鋭マゴチ。

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ダイワ 船竿 極鋭マゴチ 216(ベイト 2ピース)
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全長2.16メートル。オモリ負荷は20号までなので、30号を背負わなければならない関西キス釣りにおいては、メーカー指定号数からは外れますので、スペックを気にされる方にはお勧めしません。もし使用されるのであれば自己責任で願います。

関西ではまず販売されていない竿なので、急遽インターネット通販で購入。
本日の釣りに間に合った次第。

おりしも、本日の天候条件、強風&波高でしたので、この竿を試すにはうってつけと思い、期待を胸に参戦しました。

本日のキスマッチ大会・・・
すでに予選通過のOY名人、そして、姫路の知々丸さんの常連さんのOI名人、さらには私が練習でお世話になっている岡田釣船さんの常連さんのKI名人が参戦。
予選通った私は安心安堵の心境で、プラクティス&「竿の検証」が目的ではありましたが、勝負は勝負、当然4時間短期決戦のシミュレーションも兼ねての釣行なので、負けるわけにはいかないのです。

13時40分出船。
波が高いことからゆっくり目にポイント移動。
14時ポイント到着。

30ーメーターくらいの水深。

まずは基本の中速誘い&聞き上げで様子を見ると、すぐに心地よいアタリが出て、針がかりする。
いよいよ活性が高くなってきたか?と、期待する。

2流しくらいで7匹釣り、「おお、いよいよ活性期か!」とニンマリするが・・・
次の流しくらいで、一気に「ぐずぐずぐずぐず・・・・ぴぴょん、っぱ」って感じな、外道的かつ外道でないキスさんの「イヤイヤイヤ」よん的な、違和感を感じた食い渋りアタリ満載になる・・・
本当にこの状況、きついんですよ、ましてや匹数で勝負かけないといけない、キスマッチ大会では・・・

当たりが出ている以上、パターンは間違っていない、でも針がかりしない・・
ペースを崩しがちな状況です。

まあ、はっきり言って、僕はペースを崩しました。
でも、僕の読み通り、リーチの長い「極鋭マゴチ」は乱されそうな僕のペースを、守ってくれたと思います。

1時間終了時点で、トップ18、僕10。
これはもう追いつけんなあと・・・・
まあ、普通に諦めますわ。
でも、何が起こるのがわからないのがキスマッチ大会。

でもね、「追いつけないなあ」って思った時点で、やっぱダメですわ。

いわゆる集中力の欠如。

2時間、3時間が過ぎ・・・
結果、29匹。トップは岡田釣船常連さんで、私自身、仲良くさせていただいているKI名人が見事46匹で予選通過!!!!

知々丸名人のOI名人と抜きつ抜かれつの死闘を戦い抜いた、素晴らしい結果!!!

おめでとうございます!!!!!!

で、何が言いたいかというと、極鋭マゴチはキス釣りによかった!!ってことです(笑)

キス釣り・・・簡単と思われている方が多いみたいですが・・・めちゃくちゃ難解な釣りですよん!!!