2023年2月4日(旧暦1月14日)メバル釣り 小松乗合船

1月末の週末は超寒波到来のため、小松丸も出船停止。

2週間前に12匹、11匹と連日二桁越え&竿頭であったことから、幸せな気分でその週を過ごし、寒波到来とはいえど、久々にゆっくり週末を過ごし、仕掛け作りも捗るってことで、ルンルン気分でありました(笑)

ただ・・一抹の不安がありました。
超寒波がメバル様の喰いに影響するのではないかと・・・・・

どんな魚でもそうなんでしょうが一気に水温が変動すると、人間様同様定活性になります。
特にメバル様はその辺りに敏感・・ましてや産卵期、臆病かつ神経質なメバル様は今までの経験&データではまず釣れなくなるはず・・・

そしてその不安を裏付けるが如く、盟友I名人からの一通のメール。
I名人、1月31日火曜日、有給取ってメバル釣り。

1月31日I名人のメール、18時31分受信・・・・
題名:本日の状況
「こんばんは、撃沈に終りました。**********。最近の冷え込みと例年ある、この時期特有の食い渋りが原因では。
金曜日(2月3日の釣果)が悪ければ2月中旬までヤバいかもしれません」

このメールを受け取って・・わたくし、落胆しつつも「やはりな。そうでしょうよ。だってあんなに寒くなったんだもの」
と想定の範囲内ではありました。
超寒波到来で想定の範囲内とはいえど・・・2週間ぶりの2月4日、2月5日のメバル様釣りのシミュレーションが・・どう考えてもダメな感じしかシミュレーションできず、鬱々とした数日を過ごすことになったのでした。

釣行前日の2月3日小松丸釣況情報でも、寒波到来以降の食い渋り傾向についての情報を得る・・・

落胆はしますが、このような情報は貴重です。
厳しいなりの対策を打つことができますからね。

2月4日のコースは、朝一ちょこっと潮待ちEポイント→播磨南西部浅場ポイントの巡礼が予測され、食い渋りの状況で一番効果がある対策は、やはり細仕掛け。
過日のブログでも言及した通り「幹糸0.6号、ハリス0.5号」の究極細仕掛け、そしてこれはおそらく尺メバル様でも、操竿技術があればギリギリ耐えられるであろう限界仕掛け。

前日の2月3日、この限界仕掛けは常備する仕掛けではないので、
家内に「あなたの部屋から(シラサエビ飼育のせいか)雑巾を絞った後のような生臭い匂いがする」と文句を言われながらもせっせせっせと仕掛け作り。
家内は鼻が悪いので匂いには鈍感な方なのですが、それでも匂うってことは、臭いのか? というか、私はバリバリに臭いと思ってるので、臭いのですね・・・
水換えを毎日しても、臭いです。消臭スプレーを買います。すみません奥様。


生臭い匂いの元になっていると思われる、シラサエビ飼育

ただ、私は合理的関西人。
何を言われても都合の悪いことは右から左。適当に聞いてるフリでごまかすが、それも見破られていますがね。
予定調和的関西人的行動。あ、ちょっと漢文っぽい(笑)

で、ですね、作りました限界仕掛け3セット。

これで、明日はひょっとしたら・・・俺だけ爆釣するかもしれんかも・・の妄想を抱きながら眠りにつきました。

翌日4日、3時45分起床。
朝の優雅なミルクティータイム、2杯飲んで、4時5分、保温7時間の兵庫県産ゆめぴりか米を1合、おかずは適当に作ったゴボウ豚甘煮、神戸新長田の華山さんの超絶うまいキムチを詰め込んで、お弁当準備。キムチと甘煮が超絶のコラボレーション。
ゆめぴりかは冷えても旨いコメ。日本人としてありがたいですね!

もういっぱいモーニングティーを飲んで、いざ出陣。時は4時30分。

自宅の須磨から林崎漁港まで30分。5時過ぎに港到着。
すでに到着している、小松丸の超常連、メバル様釣りの熱気戦士たち・・・盟友I名人、youtubeふなちゃんなる主宰者のF名人

*ふなちゃんねる・・・小松丸の釣行をメインに四季の明石海峡他の釣りを紹介されてます。

そして、小松丸の最古参「泣く子も黙る」G名人が到着。

いつもの通り、直近の釣況を元に、情報共有&お互いの事前戦略&戦術を確認(笑)
釣りって、事前準備から、仲間とのコミュニケーション、特に小松丸のような常連名人さんが情報を隠すことなくオープンにする船だとみんなが釣れるべしとの意識の高さで、情報交換が活発になります。
この瞬間が楽しいのかも・・・もちろん釣れる瞬間が一番楽しいのは言うまでもありません。

話がすごく長くなっていますが・・6時35分出船。6時45分、潮待ちEポイント到着。

本日の一番気合を入れるべきポイントは、本命ポイントの播磨南西部ポイントではなく、潮待ちポイントのEポイントであると確信した私は、Eポイントでかなりの実績がある、小松丸特製サビキ仕掛けを一投目から投入。
2分後には・・・ゴインゴインのアタリ! こんなに速くにアタリが来るはと、少し油断していた私は、釣っっこみが足りなかったのか、手の動きが寒さゆえに悪かったのか、あたりを耐えて竿を持ち上げると「スコーン」って感じで、いわゆる・・・針はずれ!!!!!
「やっば、幸先悪すぎ」でも、すぐに仕掛けをそこどりし直り、2メーターそこを切ると、1秒後にまたまた、ゴインゴインとメバル様特有な「底に向かって行きまっせ」的軽快アタリ、慎重にアタリに耐え、ゆっくり竿を引き起こすと、ドルーンドルーン的まさしくメバル様の華麗な引き。

水深30メーターから最初の1匹ということもあり、慎重に巻き上げていきますが、メンテナンスが悪いリールのせいかひと巻きごとにゴリュン、ゴリュンという嫌な感じの負荷がリールにかかる。
このちょっとしたリールの巻きのなんとも言えぬ、スムーズさのなさ「ゴリュン」で安定的巻き上げができず、メバル様がばれてしまったら今日の僕は終わりだ・・とさらに慎重に巻き上げてると、さらにさらにえげつない引きがやってくる。
サイズ的におそらく20センチ前半代とはわかっているが・・それでも、最初の1匹は逃せない。
潮待ちEポイントであるかるからこそ、この1匹は逃せない、絶対に逃せない・・

常連名人さんたち・・・どの決意でこのEポイントに臨まれているかは分かりませんがね!!!
僕的には、このEポイントの1匹目がヤバすぎるくらいに、真剣にメバル様に対峙し、釣れることができれば、慎重に、それはそれは慎重に巻き上げ、ゲットの図ですよ。
常連名人さんたち、Eポイントもっと真剣にやりましょう(笑)

正直、このEポイントのメバル様ゲットだけで精神力を12%くらい使った私。
2流し目も釣れることを期待しますが・・・
潮が来てしまって、反対側、すなわち掛け下がりの攻めになります。

Eポイントの掛け下がり一辺倒の釣りでは、駆け上がり同様、同じポイントを攻めているわけで、駆け上がり時点でヒットしたポイントと同じ水深近くにメバル様は潜んでいるはず。
ただ・・何回も言及している通り、Eポイントは一気に水深が変化する、まして、掛け下がりの場合、5秒でもぼうっとしていると10メーター水深が変化していまい、特に欠け下がりバージョンでは釣ることが難関。
しかも、経験則的に、掛け下がりに移行する潮、どんどんどんどん潮が速くなるイメージ。
潮が速くなると、メバル様を釣るのはかなり困難になります。
なので・・・実のところ、今日の5日もそうなんですが、潮待ちEポイントといえど、一投目が一番大事で、みんな、船長の「やってください』アナウンスと同時に仕掛けをほりこまなあかんと思う。

結局、Eポイントで1匹だけ釣って・・・
播磨南西部本命ポイントに出っ張るが・・・
何度となく、2月あたりから始まる「写ってても釣れない」状況。

近年は、この「写ってても釣れない」状況は若干マシだったのだが・・・
今年はきついかも。

播磨南西部ポイントを転々とするも、私、盟友I名人共に釣れず・・
播磨南西部ポイントがダメだと決断した船長、11時前に今のところ釣れる可能性が高いKMSEポイント転進。

11時前くらいからKSMEポイントで釣り始めるが・・2週前に比べやはり反応は薄い。
船中、ポツリポツリ、で・・・僕たち、I&Tコンビはなかなか釣れず焦る焦る・・・
何度か流し変えた後、ようやくI名人と同時ヒットでメバル様をゲットするが、2週前の爆発力は感じられず、いわゆる「メバルスランプ期」であることを実感する。

この厳寒期を乗り越えれば、楽しいメバル釣りができるはず・・・の希望を持って今後ものぞみたい。

KMSEポイントを離れた後、僕がもっとも苦手&嫌いとする沈船ポイントで4流しくらい・・・
誰も釣れていない中!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
G名人が・・・・・船中一人だけアタリ。
しかも・・30.5センチの尺メバル様でしたとさ!

G名人さすがっす!!!!!!!!
竿頭で7匹!!!!

こちとら、I名人も僕もなんとかの3匹・・・・
キツイ戦いはしばらく続くかも。