さてさて〜 いよいよシーズン限定の(だいたい11月頭から12月中旬の1ヶ月強)小松丸ウマヅラハギ釣り。
この釣り、かなりマニアック&専門で出船している船も少ないことから、あまり乗船者数多くなかったのですが、近年、この釣りの面白さを経験されたお客さんが増えてきたのか、人気が高まり満船状態になったりします。
ウマヅラハギ釣りの魅力は・・なんと言っても食味が素晴らしいこと。
淡白でふぐにも近い食感&口に含んだ後かる~く甘みを感じつつ、鼻孔に抜けていく旨味・・
刺し身にしたら最高!
そして、何よりも肝!!!
カワハギ同様、フォアグラの如き旨味たっぷりの濃厚な味・・・
肝醤油で刺し身食べたら、もうそれはとりこになります。
そしてゲーム性の高さ。
ウマヅラハギ釣りは、磯を流していく釣りになります。
頃合いの良い潮になると、磯のてっぺんを中心に浮いてくるのですが、とにかくその浮き方が半端なく、棚合わせがとにかく難しい。
船頭さんが魚探を確認しながら棚をアナウンスしてくれますが、棚の幅が基本広い。
そして何よりもカワハギさん同様、エサ取り名手。
棚があっていても、気づかぬうちに餌をかすめ取られ、「ええ?アタリあったん? なんで餌とらてとんの?」
あるいは・・「ええ?こんな良いアタリ出てるのになんで掛けられへんの?」
と・・とにかく難解、難解、難解・・・でも釣れるときは素直に釣れてくれる・・・ややこしいウマヅラさんですわ(笑)
わたくし、たまーにカワハギ釣りもするのですが、似て非なる、いや全く違う? 釣りですね。
とにかく、磯の上で浮きまくって棚を探るのが大変&エサ取り上手というのが、この釣りの特徴。
ひょっとしたら世界で一番難しい釣りかもしれません(笑)
本日は5時50分出船。
淡路沖。
日が開けようとする6時20分すぎにポイント到着。
3流し目くらいにいいあたりがでてゲット。一安心。
ウマヅラハギ釣りは、船頭さんがアナウンスする棚を探っていくのが肝なんです。
この最初のポイントでは・・・
たしか? 水深20メーターくらいやったっけ。
根がかりするような磯ではなかったので、途中から船頭さんがアナウンスする「15メーターから10メーター」
くらいの棚を探っていきます。
餌は海エビ。写真のように頃合いの良いサイズにカットして使います。
小松乗合船では海エビの餌を配ってくれます。
2パック目からは有料です〜
だいたいは無料の1パックですみますが、活性がめちゃくちゃ高いときはウマヅラさんが餌をどんどんかすめ取っていくので、2パック目突入もありますね〜
で、船頭さんのアナウンスする棚を探る方法。
あ、棚を探らないといけないので、水深を表示するカウンター付きの両軸リールは必須です。
アナウンスに従い、カウンターに表示される棚を「マキマキマキ」ゆっくりリールを巻いていく・・
棚が合えば、典型的なアタリとしては「コツコツコツ・・」と竿先を小さく叩くあたりが出ます。
この段階で焦ることなく、さらに巻き上げていきます。
アタリがコツコツコツと出ている状況は、ウマヅラさんが餌を見つけて、食いに来てる状況。
ただ・・・言葉で表現するのが非常に難しいのですが、ウマヅラさんは小さな口でとにかく餌を取るのがうまいので、アタリが出た段階で仕掛けの巻き上げを止めてしまうと、ここぞとばかりに餌をかすめ取ってしまうと思います。
なので、巻き上げを止めず、ウマヅラさんを焦らせる必要があるのかと。。(私見ですが)
せっかくうまそうな餌があるのにどんどん動いていくから飛びつかないとダメ。。という状況を仕掛けを巻き上げていくことで作るのかな?と思います。
棚が広くなる傾向が多いウマヅラハギ釣りの場合、棚を幅広く探る必要があるので、仕掛けもできるだけ針数を多くして、仕掛け全体の全長をある程度取ったほうが良いと思います。
私の場合、8本針で仕掛けを作ります。
針はいわゆるカワハギ針。5〜6号くらいがおすすめ。
ハリスの長さは15〜20センチくらい・・・
枝間は30センチ。大体この仕様で全長3メーターくらいのし掛けを作ります。
仕掛け自体が長いので、ある程度棚が広いウマヅラさんの棚に合わせやすくなるというわけです。
仕掛け自作できない。。という方は、小松乗合船ではウマヅラハギ専用仕掛けを販売しているのでそれを使うことをおすすめします。
たまに・・カワハギ釣りとウマヅラハギ釣りが同じようなものと思って、カワハギ釣りの仕掛けで釣っている方を散見しますが、全く違う釣りなのでおすすめしません。カワハギ釣りとウマヅラハギ釣りは全く別物です!!!!!
小松丸常連さんで推奨の針は
オーナー針さんの「剛力ハゲ6号」
この針、刺さりもいいし、とにかく軸がしっかりしていて、デカウマヅラハギでも針が曲がらない。
ウマヅラハギは30センチを超えてくると、「ええええ?」というくらい暴力的な引きをします。
魚自体も大きくなるので、6号が丁度いいのかなと思います。
難しいのは・・潮が止まったとき&速くなったとき。
止まってしまうとウマヅラハギさんのガツガツ餌食べるヨン的状況がなくなるので、知らん間に餌を取られて対処不能。
逆に速すぎると浮いてこないので、どこに棚を合わせればわからん状況。
ある程度の潮が流れている状況良いみたいです。青物に近い感覚か・・・
このような状況の場合、まきまき釣りに対処(アタリが取れない・・・仕掛けを動かしているから)できないので、個人的見解としてはこのような場合、棚を決め打ちしてちょっとでもアタリっぽい違和感あれば、かる~くアワセたら針かかりするような気がします。
まあ、とにかく世界で一番難しいと感じている釣りなので、正解は未だ見つかりません!!!
修行するのみであります!!!!
でも、本当に面白い釣りですよ!!!!!!
まさに、知らん間に8本ばりの餌が全て取られていた。。。(笑)
本日はの釣果・・10匹(実は・・うち1匹分は・・ちゃんとタモ入れしたんですけど手が滑って・・海にお帰りになりました・・笑)
そうそう、今日はサイズ良かったです。最大32センチ。
堪能!!!!!
あ!そうや、
去年の小松常連さんのFさんのyoutube,
ふなちゃんねるの動画があったので、アップしときます。
なかなか文章ではお伝えするのが難しい・・・(笑)
ウマヅラハギ釣りってこんな感じです〜